日本のスーツの歴史とは?
日本でスーツが着用される様になったのは、幕末末期~明治時代以降の軍服が起源とされています。
幕末に鎖国が終わり、明治維新以降に日本に入ってきた異国文化のひとつがスーツでした。
当時はまだまだ和装がスタンダードであり、洋装といえばコートが主流の時代でもありました。その後大正時代になると、欧米文化の流入とともにスーツを着用する考えや着用シーンが国内でも浸透してきたことにより、男性のスーツスタイルも一般化していき、やがて日本のスタンダードファッションへと変化していきます。
他の国とは違い、日本は機械の発達が遅れており、
『スーツ』といえば職人がいちから採寸をするオーダーメイドスーツしかなかったと言われています。
その後、機械の発達や産業のオートメーション化への移行により大量生産の時代へと変化していきます。ここで作られるようになったのが、オーダーメイドスーツではなく、万人が着用できる既製品スーツが誕生していきました。
時代と共に変化するスーツ
日本のスーツの歴史を紐解いていくと、文明開化とともに『スーツ』も一緒に発展してきたことがわかります。また、明治5年11月12日には礼服として洋服が採用されるようになり、このことを記念して、毎年11月12日は「洋服記念日」と制定されているほど、国民の生活やファッションにも大きな影響を与えていることもわかりますね。スーツそのものも日々さまざまな変化をしており、時代とともに簡略化や略式化、その時代にあった形に順応しています。
時代の変化によってスーツの形や仕様が変化してきましたが、着用の仕方も変化していますよね。特に記憶に新しい、第一次小泉第二次改造内閣にて環境省の指導のもと推進された「夏場の軽装による冷房の節約」をキャッチフレーズとした、ネクタイやジャケットを着用しないクール・ビズ」(COOL BIZ)があります。
このクール・ビズですが、現在においても一般化しており、ノーネクタイ・ノージャケットの変化もまた、『スーツ』が時代の変化とともに歩んでいる証となっています。
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