はじめてのオーダースーツ。これだけ決めれば大丈夫、３つのポイント／オーダースーツ 福岡／VITA DESIGN 博多　久留米

こんにちは、レディースフィッター仲村です
オーダースーツ、気になるけど、なんかハードル高そう…」
お店に立っていると、こんなお声をよくいただきます。

• 何を決めればいいのか分からない

• おしゃれじゃないとダメそう

• 自分が行っても場違いじゃないかな…

• どれくらいの予算をイメージすればいいのか不安

雑誌やSNSでオーダースーツを見かけることは増えましたが、
いざ「自分が行く」となると、急にドキドキしますよね。

専門用語が飛び交うイメージもあって、「なんかむずかしそう」「自分には分からない世界かも」と感じてしまう方も多いです。

でも実は、はじめてのオーダースーツなら
難しい知識や用語は、まったく必要ありません。

極端に言えば、今日お伝えする３つのポイントだけ分かっていれば、

「あとはプロと一緒に決めていけば大丈夫」

な世界です。

---

まず知ってほしいこと：オーダースーツは“おしゃれ上級者のため”だけじゃない

「オーダースーツ＝すごくおしゃれな人」「経営者の人」「特別な人」というイメージ、ありませんか？

もちろん、そういった方もたくさんお越しになりますが、
実際にはこんな方が多いです。

• 既製のスーツがなんとなくしんどくなってきた方

• 体型が変わって、合うサイズが見つかりにくくなってきた方

• 一生に一度のイベント（結婚式・成人式など）をちゃんと残したい方

• 「もうそろそろ、ちゃんとした一着が欲しい」と感じ始めた方

つまり、
「がんばっている“ふつうの人”のための選択肢でもあるんです。

なので、最初から

• ファッションが大好きで、

• 細かいディテールまで詳しくて、

• こだわりや知識がたくさんあって…

という必要はまったくありません。

むしろ、

「正直よく分からないけど、ちゃんとした一着が欲しい」

という方こそ、プロと一緒に作るオーダースーツの良さを、
いちばん実感していただきやすいと思っています。

---

はじめてのオーダースーツで大事なのは、この３つだけ

オーダースーツというと、

• 生地

• 色柄

• ボタン

• 裏地

• ラペルの形

• パンツのシルエット

• ステッチの有無　…など

決めることがたくさんあるように見えます。

ですが、本当に大事な土台はとてもシンプルで、この３つだけです。

1. どこで着るスーツか

2. どう見られたいか

3. 着心地はどのくらいが好きか

この３つさえ一緒に整理できれば、
あとはプロが「合う選択肢」をしぼってご提案していくことができます。

ここからは、それぞれを少しだけ深く説明していきますね。

---

① どこで着るスーツかだけ決めてくる

まず最初に決めてほしいのは、「どこで着るスーツか」です。

きっちり言語化できなくても大丈夫なので、
だいたいのシーンをイメージしてみてください。

たとえば、こんな使い方

• 毎日の仕事用（営業・内勤問わず）

• 大事な商談・プレゼン・面接などの“ここ一番の日”用

• 結婚式・二次会・パーティーなどのお呼ばれ用

• 成人式・入学式・卒業式など、ご家族の記念行事用

• デート・食事会など、すこしきれいめにしておきたい日のための一着

「仕事８割・フォーマル２割くらいで使いたい」
「普段はジャケパンだけど、“ちゃんとスーツ”が必要な日が増えてきた」

こんなざっくりしたイメージでもOKです。

シーンが分かると、何が決めやすくなるの？

着る場面が分かると、プロの側では

• 色の濃さ（どこまで明るくしていいか）

• 生地のツヤ感（どこまで華やかにしていいか）

• 柄の主張（無地・ストライプ・チェックなど）

の「攻めていい度合い」が一気に決まります。

たとえば…

• 経営者や年上の方と会う場が多い → 落ち着いたダークトーンが安心

• 同世代とのやり取りが中心 → 少しだけ今っぽさや軽さをプラス

• 式典がメイン → 写真で残っても違和感のない、王道の一着

というように、TPOに合ったスーツを一緒に絞り込んでいけるんです。

✔「まずはどこで着るのか」
これを、一言で言える状態で来ていただければ、それで十分です。

---

② どう見られたいか（なりたい印象）を１つだけ選ぶ

次に大切なのが、「どう見られたいか」＝なりたい印象です。

これも、むずかしく考える必要はありません。
なんとなく近い言葉を１つ選んでみるだけでOKです。

よくある“なりたい印象”のキーワード

• まじめ・信頼できそう

• やさしい・話しかけやすい

• きっちり・仕事ができそう

• スマート・都会的

• 大人っぽい・落ち着いている

• 清潔感がある

• 若々しい・フレッシュ

「２つ、３つ迷う…」という方も多いですが、
最初の一着は“いちばん大事な１つ”に絞るのがおすすめです。

印象が決まると、デザインも決めやすい

なりたい印象が決まると、

• 色のトーン

• 生地の表情（マットか、少しツヤを出すか）

• シルエットの雰囲気（すっきりか、ややゆとりか）

の「正解」が変わってきます。

たとえば…

• 「まずは信頼感」
  → 濃紺やチャコールグレーなど、落ち着いた色で、クセの少ないデザインに。

• 「やさしく・話しかけやすく」
  → 少し明るめのネイビーやグレーで、固すぎない雰囲気に。

• 「キリッと、できる印象」
  → すっきりしたシルエットと、ほんのり光沢のある生地を合わせる。

このように、

「どう見られたいか」→「じゃあ、どんなスーツがいいか」

と逆算していくイメージです。

自分ではうまく言葉にできなくても、
会話の中で「このあたりですかね？」と整理していきますのでご安心ください。

---

③ 着心地を「きつめ／ふつう／ゆったり」で伝える

３つめは、着心地の好みです。

オーダーだからといって、
必ずしも「ピタッと細身」にする必要はありません。

むしろ、

• 長時間座って仕事をする方

• 車移動が多い方

• 肩こりや腰の違和感が気になる方

などは、少しゆとりのあるシルエットの方が
毎日ラクに着られることが多いです。

ざっくり、“３つの好み”から選んでみる

フィッターに、まずはこの３つのどれに近いかを教えてください。

• きつめが好き（細く・シャープに見せたい）

• ふつうがいい（きれいさとラクさ半々くらい）

• ゆったりめがいい（とにかくラクさ優先）

このざっくりした好みが分かれば、
あとは採寸しながら

• 肩の角度や丸み

• 胸のボリューム

• お腹まわり・ヒップライン

• 太ももやふくらはぎのハリ

など、一人ひとりの体型のクセを見て、細かく調整していきます。

「ピッタリ＝きつい」ではありません

よく、

「オーダーだから、ちょっとくらいきつくても我慢した方がかっこいいのかな？」

と思われる方もいるのですが、
“かっこよさ”と“苦しさ”は、本来セットではありません。

• 立ち姿がきれいで

• 座ってもラクで

• 手を上げたりしても動かしやすい

このバランスが取れてこそ、
「着ていて気分が上がる一着」になります。

オーダーは、細かいサイズを合わせることがゴールではなく
「自分の生活にフィットした着心地」を作る作業なんだ、と考えてもらえると良いかなと思います。

---

実際の流れ：VITA DESIGNのオーダーはこんな感じです

ここまで読んでいただいて、

「なんとなくイメージは分かったけど、実際お店では何をするの？」

という方のために、
福岡のオーダースーツサロン VITA DESIGN（ヴィータデザイン） の流れも、簡単にご紹介します。

１｜ヒアリング

まずは、お客様のお話をゆっくり伺います。

• お仕事の内容・服装のルール

• スーツを着る頻度

• これまでのスーツのお悩み（きつい・重い・野暮ったい etc…）

• どんな場面で着たいか（仕事／セレモニー／両方など）

• なりたい印象（まじめ／今っぽい／落ち着き etc…）

このときに、先ほどの

1. どこで着る？

2. どう見られたい？

3. 着心地の好みは？

も、会話の中で整理していきます。

２｜生地・色選び

ヒアリングの内容をもとに、
こちらで候補をある程度しぼった状態で、生地をご紹介します。

何百種類もある生地を、いきなり全部見るのは大変なので、

「この用途とイメージなら、このあたりが相性良さそうです」

と、３〜５冊くらいに絞ってから、一緒に見ていくイメージです。

ここで、

• 無地がいいか、ストライプやチェックも気になるか

• ツヤ感があるものか、マットなものか

• 季節感や、手ざわりの好み

なども確認しながら、楽しく選んでいきます。

３｜採寸・体型チェック

生地が決まったら、次は採寸です。

ただメジャーを当てて数字を測るだけでなく、

• 肩の傾きや前後のバランス

• 背中の丸み（反り腰・猫背かどうか）

• 腕の付き方（前振りか、まっすぐか）

• 脚のライン（O脚・X脚など）

といった体型の特徴も見ながら、

「この方は、これくらいのゆとりがあった方がきれいに見えるな」
「ここを少し補正してあげると、シルエットがきれいに落ちるな」

というポイントを、細かく調整していきます。

４｜デザイン選定

最後に、

• ボタンの色や素材

• 裏地の色・柄

• ポケットの形

• ベストの有無　など

を決めていきます。

ここは、「こだわりたい方はじっくり」「おまかせしたい方はおまかせで」で大丈夫です。

• ビジネス用だから、あまり遊びすぎないデザインにしたい

• 結婚式もかねているから、裏地やボタンで少し遊びたい

など、ご希望に合わせてご提案します。

５｜仕上がり・フィッティング

ご注文からお渡しまでの期間（納期）は、約40日ほど。

出来上がったスーツを実際に着ていただき、

• 肩まわりのフィット感

• お腹まわり・太ももまわりのゆとり

• 袖丈・パンツ丈

をチェックします。

必要があれば、ここで微調整を行い、
ベストな状態でお渡しさせていただきます。

 

---

よくあるご質問（Q&A）

最後に、はじめての方からよくいただく質問を、少しだけご紹介します。

Q. 服装はどうして行けばいいですか？

いつものお仕事用の服装で大丈夫です。
もしお持ちであれば、「よく着ているスーツ」や「サイズ感が好きなジャケット」を着てきていただけると、好みがイメージしやすくなります。

Q. 所要時間はどれくらい見ておけばいいですか？

はじめてのオーダーの場合、
だいたい１時間半〜2時間みていただければ大丈夫です。

お時間に余裕をもってご予約いただけると、
ゆっくりお話を伺いながら進めることができます。

Q. 予算はどれくらいからですか？

VITA DESIGNのオーダースーツは、
66,000円（税込）〜 お仕立ていただけます。

生地やデザインによって価格は変わりますので、
ご予算が決まっている方は、最初にお伝えいただければ、
その範囲でご提案いたします。

Q. 服に自信がないのですが、それでも大丈夫ですか？

むしろ大歓迎です。
「よく分からないけど、ちゃんとした一着が欲しい」という方のために、
今回のようなガイドを書いています。

• 難しい専門用語は使わずに

• 「似合う・似合わない」を一緒に確認しながら

• 迷うポイントは“二択”になるように

できるだけ分かりやすく、ご案内させていただきます。

---

おわりに：オーダースーツは、“自分を大事にする”ための一着

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

オーダースーツというと、

• ちょっと特別で

• お金も時間もかかって

• 「いつかの自分」が着るもの

のように感じるかもしれません。

でも本当は、

• 毎日の仕事を、少しだけラクにしてくれる

• 大事な日に、そっと背中を押してくれる

• クローゼットを開けるたびに、ちょっと嬉しくなる

そんな、「今の自分」を大事にするための一着だと思っています。

もし今、

「そろそろ“ちゃんとした一着”が欲しいな」
「既製スーツに、ちょっとしたストレスを感じている」

と感じているなら、
そのタイミングが、オーダースーツを考えてみる合図かもしれません。

福岡でオーダースーツをお探しの方は、
ぜひ一度、VITA DESIGN（ヴィータデザイン）にご相談ください。

「はじめてなんですけど…」

その一言から、
あなたに似合う一着づくりを、いっしょにスタートできたらうれしいです。

▼オーダースーツのご予約・お問い合わせ▼