ニューヨークで生まれたタキシード
1886年10月10日、ニューヨークのタキシードクラブが開催された時、クラブ主催者のグリズウォルド・ロリラードの提案で、メンバーの服装は燕尾服の尻尾(テイル)を切ったような新しいデザインが指定された。
これまでの格式ばった燕尾服から、より機能的なものを求める時代になったのだ。
このデザインこそ、タキシードの誕生である。
ディナーの後、男性と女性は別れ、男性はスモーキングルームで語り合ったという。
そんなことからアメリカでは「タキシード」イギリスでは「ディナージャケット」そしてフランスでは「スモーキング」と呼ばれるようになった。
このフォーマルウェアはその後、男たちの究極のダンディズムのスタイルとして、大切に受け継がれ、今日の形に至った。
フォーマルの不思議な魅力
フォーマルウェアは、不思議な力を持っている。
着手の心を華やかなパーティーの中に積極的に引き出し、そして新しい自分を発見し、新しい世界が開かれていく。
21世紀はパーティーや記念日の日常化によるデイリーフォーマル、旅行の大型化によるディナーウェアの着用機会が増えることが期待されていました。
しかしながら、今日の新型コロナウィルスによってフォーマルウェアを着用する機会がほとんどなくなってしまいました。
今後どうなるかは誰もわかりませんが、またあの時のように華やかで心が躍るシーンが新しい形で戻ってくることを期待したい。
男たちはもっと積極的にフォーマルスタイルを考えるべきである。
そこには、ルールを楽しむ男の世界が存在するのだ。
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