こんにちはレディースフィッターの仲村です
もうあと数日で2026年となりますね。
4月から新入社員なんて方も多いとおもいます。
少し知識を入れておくだけで、上司や取引先からの印象も変わるとおもいます。
さて、、、袖口・靴・襟で“できる人”は決まるんです。
名刺交換の瞬間って、相手の顔を見ているようで、実は別のところを見ています。
それは、あなたの性格でも、話し方でも、経歴でもない。
「細部」です。
たとえば、こんな経験ありませんか?
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スーツ自体はちゃんとしているのに、なぜか“頼りなく”見られる
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こちらは丁寧に話しているのに、相手の反応が薄い
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初対面で「年下かな?」みたいに扱われる(実際は違う)
これ、コミュ力の問題じゃないことが多いです。
名刺交換は距離が近いぶん、相手の視界に入るのは“顔だけ”じゃありません。
名刺を差し出す → 手元(袖口)が見える
お辞儀をする → 首元(襟)が見える
一歩引く → 足元(靴)が見える
この流れの中で、無意識に「この人、丁寧そう/雑そう」が決まってしまう。
怖いのは、本人が気づかないうちに、評価が“言葉の前”に動くことです。
逆に言えば、ここが整っている人は、言葉より先に
「この人、ちゃんとしてる」が伝わります。
今日は、名刺交換で見られがちなポイントを、オーダースーツサロン目線で分解します。
買い替えの話ではなく、今日から直せるチェックリストにしました。
なぜ“名刺交換”は細部が目立つのか
名刺交換は、第一印象の中でも特殊です。
理由は3つ。
1)距離が近い(手元が必ず視界に入る)
2)相手も緊張している(観察が鋭くなる)
3)「信頼できる人か」を測りにいく場面(仕事の入口だから)
つまり名刺交換は、顔の造形よりも
“整っているかどうか”が判断材料になりやすい瞬間。
そしてこの「整っている感」は、派手なブランドよりも、
袖口・襟・靴みたいな“生活感が出やすい場所”に出ます。
名刺交換で見られてる3点セット:袖口・襟・靴
ここが整うと一気に“仕事できそう感”が出ます。
順番にいきます。
1)袖口:一番バレるのは「丈」より“清潔感”
袖口は、名刺交換で最も目に入るパーツ。
手を出す=視線が集まる場所です。
見られてるポイント
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シャツの袖が、ジャケットより少しだけ出ているか
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袖が長すぎて、手の甲にかかっていないか
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袖口が黒ずんでいないか(汗・皮脂)
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ジャケット袖にシワが溜まっていないか
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ボタン周りがヨレていないか
ありがちなNG:シャツが出すぎる/出なさすぎる
よく「シャツは1cm出す」と言われますが、これは目安。
大事なのは“自然さ”です。
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出すぎる → 学生っぽい/借り物っぽい
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出なさすぎる → 手元が重たく見える/窮屈に見える
特に名刺交換は動きが小さい分、袖の“わずかな違和感”が目立ちます。
袖口の黒ずみは、印象に直結
スーツが綺麗でも、袖口が汚れていると
「生活が雑そう」「疲れてる?」に見えやすい。
対策は難しくなくて、
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シャツをローテーションする(連投しない)
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襟袖用のプレ洗剤を使う
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“白さ”より“清潔感”を維持する
これだけでも変わります。
もう一段上:ジャケット袖のシワを減らす
袖がいつもクシャッとなる人は、
サイズの問題だけじゃなく「使い方」も影響します。
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帰宅後、ポケットを空にする
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軽くブラッシングして風を通す
これをやるだけで、袖の疲れ方が変わります。
2)襟:ここが浮くと“安っぽく”見える
襟は顔のすぐ下。
名刺交換でお辞儀をする時、相手の視界に入りやすい場所です。
見られてるポイント
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ジャケットの襟が、首に吸い付いているか
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シャツの襟が黄ばんでいないか
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ネクタイの結び目が小さすぎないか/緩んでないか
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首回りが窮屈そう/逆に緩すぎないか
NG:ジャケットの襟が“浮く”
襟が首から離れて浮くと、横から見たときに
一気にだらしなく見えます。
これ、実は高い生地でも解決しません。
原因はだいたい
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肩幅が合っていない
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背中が余っている
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猫背・反り腰の補正が足りない
のどれか。
襟の吸い付きは「体型に合っているか」のサインです。
NG:シャツ襟の黄ばみ
襟元の黄ばみは、名刺交換で一番見つかりやすい汚れ。
そして相手の記憶に残りやすい。
顔色を整えるより先に、
“襟元がきれい”は、信頼感の底上げになります。
OK:ネクタイは“結び目の立体感”
ネクタイはブランドより、結び目の形。
結び目が小さすぎると、首元が弱く見えます。
逆に、結び目が崩れていると“疲れ感”が出やすい。
鏡の前で、結び目をキュッと整える。
これだけでも印象が締まります。
3)靴:結局、信用は足元に出る
靴は“言い訳ができない”。
スーツが良くても、靴がくたびれていると全体が崩れます。
見られてるポイント
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つま先が白っぽくなっていないか
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かかとが削れていないか
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革が乾いてヒビっぽくなっていないか
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靴紐がヨレていないか
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ソールが浮いていないか
最低ラインは「ツヤ」
靴は高い安いより、ツヤです。
乾いた革は一気に貧相に見えます。
対策は、帰宅後の
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乾拭き
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余裕があればクリーム
だけでも十分。
かかとは、削れる前に直す
かかとが減っていると、歩き方も崩れ、靴の寿命も短くなります。
修理は早いほど安く済むし、見た目も復活します。
「靴は消耗品」ではなく、
“整える道具”として持っておくと、名刺交換の自信が変わります。
名刺交換前の30秒チェック(状況別に使える)
会う前にこれだけでOK。完璧じゃなくていい。
“整ってる感”を作れれば勝ちです。
営業・商談の前
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袖口:シャツが出すぎてないか
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襟:ネクタイ結び目が緩んでないか
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靴:つま先だけでも拭く(テカりを戻す)
式典・挨拶回りの前
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襟:シャツ襟の黄ばみ・汚れ
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胸元:チーフやネクタイの色が浮いてないか
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靴:かかとが削れてないか(式典は足元が意外と見える)
転職・面談の前
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襟:ジャケット襟が浮いていないか(サイズ感の印象が重要)
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袖:ジャケット袖がシワだらけじゃないか
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靴:汚れと紐(“丁寧さ”がそのまま伝わる)
よくある質問(ここで一気に不安を潰す)
Q1. シャツの袖って、どのくらい出すのが正解?
目安は“少し”。大事なのは自然さ。
出しすぎると若く見えすぎたり、借り物感が出ることがあります。
写真や鏡で見たときに、手元が軽く見える程度がちょうどいい。
Q2. ネクタイの太さって関係ある?
あります。細すぎると軽く見え、太すぎると重く見えやすい。
顔つき・肩幅・ジャケットのラペル幅とのバランスが重要です。
迷ったら、定番幅を一本持っておくのが強いです。
Q3. 靴は黒と茶、どっちがいい?
最初の一足は“黒”が万能。特に名刺交換や式典は黒が安心です。
ただし、ネイビーやブラウン寄りの装いが多い人は、上質な茶が武器になります。
結論、色より“ツヤ”。
Q4. クリーニングってどのくらい出すべき?
頻繁に出しすぎると、生地が痩せやすい。
汚した時・汗が強い時・季節終わりなど、必要なタイミングだけで十分です。
普段は、帰宅後の「風を通す」が最大のケアになります。
Q5. 何をしても襟が浮く…これは直る?
可能性として“サイズのズレ”が大きいです。
肩幅、背中の余り、姿勢の補正など、設計で改善できるケースが多い。
既成だと限界が出やすい部分でもあります。
それでも直らない違和感は、サイズのサイン
ケアしても、毎回どこかが崩れるなら、
それは“手入れ不足”ではなく、体型とスーツの設計がズレているのかもしれません。
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襟が浮く
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肩が落ちる
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袖のシワが強い
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背中が余る
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パンツだけ先に傷む
これらは、本人のせいじゃない。
“合っていない”だけです。
オーダーの価値って、派手さではなく
**「違和感のなさ」「整って見えること」**を作ること。
名刺交換で効くのも、まさにここです。
まとめ:名刺交換で見られてるのは「手元・首元・足元」
顔より先に、あなたの“丁寧さ”が伝わります。
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袖口:清潔感と、手元の整い
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襟:サイズ感と、疲れ感の出やすさ
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靴:信用の底力
ここが整うだけで、同じスーツでも“格”が上がります。
最後に:一度だけ、プロ目線で整えるとラクになる
「襟が浮くのが気になる」
「ジャケットが疲れて見える」
「パンツだけ先に傷む」
そんな“なんとなく違和感”があるなら、買い替えより先に、
どこがズレているかを確認するのが早いです。
VITA DESIGNでは
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お持ちのスーツの状態チェック
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体型と癖の確認
-
直すべきポイント整理
を短時間でもしっかり行えます。
“なんとなく”を言語化して整えるだけで、
名刺交換の自信が変わります。
ぜひ気になる方はお問い合わせくださいね!
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